水道水には様々な雑菌が繁殖しないように塩素で消毒されています。しかし、この塩素は鼻につんと来る臭いを発したり、身体にも良いものではありません。よくカルキという言葉が使われますが、カルキはこの塩素を吸収させた消石灰のことを指しています。さらに有機物と塩素が化学反応を起こすと、恐ろしい発がん性が疑われているトリハロメタンを発生させます。
10分以上沸騰させ蒸発させるとカルキやトリハロメタンを除去することができますが、直接水道水を飲めばそのまま塩素やトリハロメタンが体内に入ってしまうことにもなりかねません。水道水を消毒するためには塩素消毒は欠かせません。しかし、その塩素が同時にわたしたちの健康を脅かしているという現実を前に、いったいどうしたら良いのでしょうか。全く気にすることはなく生活している人も多いと思いますが、少しでも気になるのなら、浄水器を取り付けることをおすすめします。
ほとんど浄水器で最低限塩素は取り除くことができるようになります。さらにトリハロメタンまでしっかり取り除きたければ、少し性能の良いカートリッジを使った浄水器がおすすめです。カートリッジの種類によってどのような物質を除去することが可能なのか書かれてあるので、それをチェックしながら浄水器選び、あるいはカートリッジ選びをすると良いでしょう。性能と手軽さのバランスから言えば、蛇口取り付け型がおすすめです。
各メーカーから販売されているのでそれぞれの特徴を理解した上で最適なものを選ぶと良いでしょう。